自分の机から運送会社の整備工場は見えませんし、「当社のトラックはしっかり整備しています」という言葉には元手がかかりません。見えるのは国の検査です。運送許可の下にあるトラックは、登録と更新のためにこれに合格しなければなりません。
数字の入った本物の試験ですが、年に一度の一枚のスナップショットでもあります。何を測っているかを正確に知れば、自分で確認すべきことが分かります。この記事はそのためのものです。
営業用トラックに法律が求めること
陸運法の四つの条文が直接かかわります。
- 第71条。 輸送に使う車両は堅牢で、省令の定める装備と部品を備え、登録と納税を済ませていなければなりません。
- 第72条。 車両は登録と納税の前に検査に合格しなければなりません。検査は陸運局の検査官または認可された検査場が行い、合格すると証明書が出ます。
- 第77条。 登録簿の有効期間は4期で、1月、4月、7月、10月に始まる四半期、合計1年です。この条は第71条から第73条を更新にも準用するため、更新は新たな検査を意味します。
- 第83条と第84条。 取締官が堅牢でないトラックを見つけたら報告します。使用の継続が明らかに危険なら一時的に使用を止めることができ、24時間以内に報告します。登録官は許可保有者に、その車を検査に回し、許可が出るまで使わないよう命じることができます。
つまり原則は年1回の検査で、陸運局の事務所、支所、認可された民間検査場のどこでも受けられ、局のサービス案内では待ち時間を除いて約30分です。
この原則には一つ限界があります。第72条は、省令で一部の車種を随時、検査から免除できると定めています。その一覧はこの記事では読めませんでした。ですから自社の契約のトラックすべてが今年検査を受けたと決めつけず、証明書を見せてもらってください。もう一つの限界は第83条で、取締官が実際にそのトラックを見ることが前提です。
検査は何を測るのか
陸運局の作業マニュアルが貨物車両の合格基準を定めています。整備に関わるものは次のとおりです。
| 検査項目 | 合格基準 |
|---|---|
| 足ブレーキ、全輪の合計 | 制動力が車両重量の50%以上 |
| 足ブレーキ、左右比較 | 差が同じ車軸の強い側の25%以内 |
| ハンドブレーキ | 車両重量の20%以上 |
| トレーラーまたはセミトレーラー | 総制動力が軸重の50%以上。トラクターとトレーラーはエアホースを外し、ブレーキがすぐに固定されてトレーラーが動かないこと |
| エア圧計または警報 | 作動すること |
| タイヤ | 溝1.6ミリ以上、カーカス層に達する20ミリ超の裂けがなく、こぶがないこと |
| ホイール | 亀裂や曲がりがなく、ナットの緩みや欠落がないこと |
| 前輪アライメント | サイドスリップ試験機で1キロあたり左右どちらも5メートル以内 |
| GPS接続 | 記録装置が必要なトラックで接続を確認 |
ブレーキ基準の計算例です。登録上の車両重量が6,000キロのトラックは、足ブレーキの総制動力が3,000キロ以上必要です。前輪の左右が900と650だったとします。差は250で、強い側の27.8%ですから、合計が足りていても不合格です。900と700なら差は200、22.2%で合格です。ブレーキをかけると片側に流れるトラックを見つけるための基準です。
不合格のトラックはそのまま追い返されるわけではなく、直すべき欠陥を印刷した証明書を受け取り、修理後に手続きが続きます。不合格は普通のことで、大事なのは運送会社が直して記録を残したかどうかです。
検査では分からないこと
- 年に1日だけです。 1月に溝が1.6ミリの線に近いタイヤで合格し、数週間で線を割ることがあります。次の定期検査は1年先です。
- 状態を見るもので、履歴は見ません。 何を、いつ、なぜ交換したかを問う項目は一つもありません。同じく合格した2台でも、整備履歴は大きく違い得ます。
- 登録の種類によって変わります。 陸運局のオンライン納税ページは、自家用トラックには初回登録から7年を超えて初めて納税前の検査を求めています。自家用登録のトラックで荷物を運ぶ運送会社は、そもそも許可の外にいます。確認方法はタイの運送会社が正規の許可を持つか確認する方法にあります。
- 免除の一覧は未確認です。 上記のとおりです。
事故の記録が示すこと
運輸省は、2023年に道路局、地方道路局、高速道路公社から報告された事故22,139件を数え、それぞれに推定主因を記録しています。
| 推定主因 | 事故件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 速度超過 | 15,118 | 68.29% |
| タイヤの劣化またはバースト | 555 | 2.51% |
| ブレーキ系統の故障 | 117 | 0.53% |
| 車両装備の不具合 | 116 | 0.52% |
| 車両の電気系統の故障 | 20 | 0.09% |
| 車両の状態、最後の4行の合計 | 808 | 3.65% |
三つの読み方があります。整備を売る側には都合が悪いものばかりですが、どれも役に立ちます。
- 車両の状態は事故原因の小さな部分です。 22,139件のうち808件、約27件に1件です。速度はその18.7倍です。整備は安全の主役ではなく、主役のように語る運送会社は話をすり替えています。
- その小さな部分の中では、タイヤが大半です。 808件のうち555件、68.7%で、タイヤはブレーキの故障の4.7倍の原因になっています。荷場で一つだけ見るなら、タイヤを見てください。
- 数えているのは事故で、故障停止ではありません。 数字は全車種を対象とし、トラックだけではありません。整備の悪いトラックがどれだけの頻度で単に到着しないかは分かりません。荷主が最初に感じるのはその費用です。
任意の確認:Q Mark
陸運局にはトラック事業者向けの品質基準Q Markがあります。5分野の一つが車両で、良好な状態、一定間隔の点検、GPSと安全装置の装備と説明されています。年次の検査と違うのは、独立機関が事業者の実際の事業所を訪問する点です。
陸運局のページは、取得している不定期路線のトラック事業者458社、合計63,675台、1社あたり約139台と数えています。任意の制度で、大規模な車両を持つ事業者の勲章に近いものです。持っていれば良い兆候ですが、持っていなくても多くは語りません。許可に関する上記の記事のとおりです。
自社の荷場でできる2分の点検
整備工場がなくても、国の合格基準を使って確認できます。トラックが着いたら、積み込む前に次を行います。
- ナンバーと事業者のマークを、運送会社から受け取った車両リストと照合する。
- すべてのタイヤを見る。 溝は1.6ミリ超(深さゲージを使えば確実)、こぶがなく、深い裂けがないこと。
- ホイールのナットを見る。 欠けがなく、見て分かる緩みがないこと。
- 灯火が点くことを確認する。
- そのナンバーの最新の検査合格証明書、または登録簿のページを見せてもらう。
新しい運送会社の最初の積み込みで行い、その後は10回に1回、無作為に行います。毎回合格する運送会社は、どんな約束でも示せないものを示しています。
一度求めて、ファイルに残すもの
自社の仕事を走らせるトラックごとに次を求めます。
- 最後に検査に合格した日と、登録が次に更新される日。 更新日をカレンダーに入れます。
- ナンバー別の整備記録。 最後のブレーキ整備とタイヤ交換の日付があれば十分です。1台につき二つの日付を出せない運送会社は、それだけで多くを語っています。
- トラックを保管し修理する場所。 許可のファイルにその場所が記載されています。上記の許可の記事を参照し、見せてもらいます。
- 自社の路線の簡単な故障記録。 事故報告書からは得られないためです。
そして契約に書きます。自社の仕事のトラックは有効な検査証明書を持ち、求めれば証明書を示し、荷場の点検に落ちたトラックは断ることができ、運送会社が自費で交換する、という短い条項です。道路貨物運送契約に何を書くべきかにある条項の一つです。検査では、記録装置が必要な車両で接続も確認されます。その装置が分かること、分からないことはトラックのGPSで分かることにあります。
各確認が証明すること
| 確認 | 証明すること | 証明しないこと |
|---|---|---|
| 今年の日付の合格証明書 | トラックがある1日に基準を満たしたこと | 今も満たしていること |
| 更新日が将来にある | 登録が失効していないこと | その車種が免除されている場合、検査を受けたこと |
| ナンバー別の整備記録 | 整備が行われ記録されたこと | それが適切な整備だったこと |
| 荷場でのタイヤとナットの確認 | 今日見える状態 | ブレーキの内部の状態 |
| Q Mark | 外部機関が運営を見たこと | 自社の契約のトラックすべてが審査対象の車両群にあること |
| 故障記録 | 自社の路線でトラックがどれだけ故障するか | その理由 |
今週やること
- 各運送会社に、自社の契約のトラック全台の最新の検査証明書を、日付付きで求める
- 各トラックの登録更新日をカレンダーに入れる
- ナンバー別の整備記録を求める。少なくとも最後のブレーキ整備とタイヤ交換の日付
- タイヤの深さゲージを買い、荷場に置く
- 各運送会社のトラックが次に着いたとき、2分の荷場点検を行う
- 自社の路線の故障記録をつけ始める。ほかの誰もこのデータをくれないため
- 次の契約更新で、検査と拒否の条項を加える
